明けましておめでとうございます!
あたらしい1年が、はじまりましたね。
今月は、一日のはじまりのうた「こけこっこー」をうたいましょう。
こけこっこー
よがあけた
まんま たけたけ
おちゃ わかせ
「まんま」とは、ごはんのこと。
こけこっこーと、にわとりがないたよ。よがあけて、あさがきた。さあ、ごはんをたいて、おちゃをわかそう!
このような意味のうたです。むかしは時計がなかったので、人々は、朝いちばんになくにわとりの声を聞いて、起きだしました。そして、かまどの火をたいて、朝ごはんのしたくをはじめたのです。一日のはじめの、生き生きとした感じがつたわってくるうたですね。
もう一つの歌は「しょうがつ ちこうなる」です。
しょうがつぁ ちこうなる
でいでは あこうなる
ゆずいはは わこうなる
こどもは よろこぶ
おやたちゃ せわやく
「でいで」は「だいだい(橙)」のこと。「ゆずいは」は「ゆずりは(譲葉)」のこと。
だいだいの実は、冬をこしてもどんどん大きくなって木の枝についています。また、ゆずり葉は、わかい葉っぱが成長してから、ゆずるように古い葉が落ちるので、どちらもおめでたいものとして、お正月のかざりにつかわれます。
お正月が近づいた。だいだいの実は赤くなり、ゆずりはの葉っぱは若くなった。
子どもはお正月が楽しみでよろこぶが、親たちは、いろいろ世話をやくことがあって、おおいそがしだね!
このような意味のうたです。お正月をむかえる、はずむような気持ちが感じられます。みなさんは、どのようなお正月をすごしましたか?あたらしい年も、みんな元気にすごせますように!
いっしょにうたおう!
おはなし&わらべ唄 (スタッフ K. M )