さわやかな、秋風のふくきせつになりました。
今月のうたは、「どんどんばし わたれ」です。
どんどんばし わたれ
さーわたれ
こんこが でるぞ
さーわたれ
「どんどんばし」とは、ふめばドンドン音のする、たいこ橋のことです。神社のふるい池に、このような橋がかかっているのを見ることがあります。
「こんこ」は、きつねのこと。
どんどんばしを、わたっていきなさい。暗くなると、きつねが出ますよ。さあさあ、わたっていきなさい!
このような意味のうたです。子どもたちが、元気に橋をわたっていく足音が、聞こえてくるようですね。歩きながらうたうと、たのしいです。
もうひとつのうたは、「とうきび三合」です。

とーきび さんごひきゃ
じゅういち できるよ
ひとつ しおくや
とお のこるよ
「とーきび(唐黍)」とは、トウモロコシのこと。
むかしは、このようなこくもつ(穀物)は、石のうす(臼)でひいて、こなにして使いました。
とうきび(唐黍)を三合ひいたら、粉が11ふくろできるよ。
ひとつ使ったら、10ふくろのこるよ。
このような意味のうたです。重たい石のうすをひくのは、たいへんだったと思います。うすをひきながら、うたわれた歌です。
いっしょにうたおう!
(インスタグラムで見ることができます)
おはなし&わらべ唄 (スタッフ K. M )